2017年 漫画10選
皆様、こんにちは。今年最後の更新となりました。グッドバイ2017!!
今年最後の記事は、真面目に行くよ!!
ん?もう2018年だろって?
何度も言ってんだろ、俺の日にち更新は
朝の6時
だって!!!!!
というわけで、今回の記事はタイトル通り!
『2017年 漫画10選』!!
Twitterの方では2015年から毎年やっていたのですが、折角ブログを開設したので、今年はこちらの方でやることになりました。
ちなみに、正しい名称は『甚平選出漫画』です。選ばれた漫画は甚平になります。よかったね!
よくねえよ
(写真は擬甚平化されてしまった漫画の末路)
はい、では趣旨説明!!
『2017年 漫画10選(2017甚平選出漫画)』とは、切取図書館館長・錐糸氏が、漫画読書活動の推進に手助けをするために、1年に一度、
「
その年に刊行が開始されたコミックスを10冊選ぶ
」
というコンセプトの元、皆様にお届けするランキングである!!
まあ要は、今年これが面白かったでーっていう、あの某このマンガがすごいと似たようなアレです。
似たようなアレって思っとけば良いんだよ、ぶっ飛ばすぞ。
というわけで、内容の説明だ!
・2017年に第一巻が発売、または一巻のみが発売された漫画から10冊選ぶ
・選ぶ対象はとにかく魅かれたもの
・アンソロジーやスピンオフなどは除外
以上!
ちなみに、2015年度は『少女決戦オルギア』、2016年度は『ななしのアステリズム』と言った、百合寄りの漫画が1位を取りました。
今年はどうなるんでしょうか?あと、この2作品はその次の年の内に連載終了しました。何でや!
ちなみに、今年は恐らく、30種類の漫画を買ったと思います。買ったかな?
正直言うと、あんまり覚えてないんすよ。
それもこれも、今年は前からある漫画を集め出す、っていう展開が多かったからです。
Aチャンネル、きんいろモザイク、ゴールデンカムイ、かぐや様は告らせたい、などなど…
今では結構有名な漫画も、今年に入り漸く、集め出した、という感じですね。
なので、何が第一巻からなのか、何を今年に買ったのかがあまり覚えてませんね。
今年かと思ったら、実は去年だったりとか。
そんなこんなで、今回は選ぶのが相当難しかったです。
去年の頃と比べると、「ビビィッ!」って来たものがあまり無かったというのもありますが。
まあ、それでも!
面白い漫画は本当に面白かったです!!去年のトップ10と並ぶレベルという作品ばかりです!!
では!今年の10選いってみよう!
こいつらが甚平だ!!!
10位
熱帯魚は雪に焦がれる/萩埜まこと
【甚平コメント】
今年の百合枠!!2017年もそろそろ終わりかという年末に、とんでもないモノがやってきた!!
読み始めたばかりなので、上手くあらすじを説明出来ないのが残念だが、説明出来るくらいに熟読出来たらいつか記事にしたいと思います。
この漫画を選んだ理由は、まずは私が絵柄が好みだったからだというのが第一ですね。
やっぱり、絵柄というのはこのくらいが丁度良いんすよ。あんまりキラキラしなくて良いんすよ。わかる?ねえ?わかれよー。
そしてもう一つは、舞台設定の洗練さ。小さなアクアリウムを模した、高校の水族館部が本作品の設定ですが、中々リアルです。
部員が少ないのも、また良し。こういうのは大体4人以上はいますからね。ドッタンバッタン大騒ぎな作品にはそれで良いですが、こう言った繊細さを求める物には登場人物の少なさが非常に貴重ですね。
熱帯魚は雪に焦がれる1【電子特別版】 (電撃コミックスNEXT)
- 作者: 萩埜まこと
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2017/12/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
9位
人魚姫のごめんねごはん/野田宏,若松卓宏
【甚平コメント】
各所でも話題になっているこの作品が9位にランクイン!!
あらすじは皆さんも知っての通り。
人間に食べられてしまっている魚達を弔うために、地上にやって来た人魚姫のエラ。しかし、「食べてあげないと報われない」というおじさんの軽口、そしてその魅力に負けてしまい、悼みつつも「美味しい」と言いながら食べてしまう。
という、食漫画なのに何故か道徳を問われるかもしれない異色モノ。
一見、ギャグ漫画のようであるが、作中にはしっかりとレシピを書いている(書かない時もある)。その点も評価高し。
バカバカしい事を恰も真剣に描くことが出来る人は間違いなく強い!!これは何回も言っている!!
随所に見えるパロディも唆るものがある。
話題にはなってるけど読んだ事がないという人も、一度読んでみては?
人魚姫のごめんねごはん(1) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 野田宏,若松卓宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/05/26
- メディア: Kindle版
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人魚姫のごめんねごはん(2) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 野田宏,若松卓宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: Kindle版
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8位
百合好きくんと百合好き好きくん/U-temo
【甚平コメント】
今年のU-temo先生枠!!
『そこにいたの西山さん』『もののけ荘のニートども』『大魔法使いなんです…よね?』『愛があれば××の差なんて』などなど、数々の名作を描いてきたU-temo先生の作品が、今年もランクイン。
タイトルに「百合」と書いているにも関わらず、その実態はこっそりBL漫画。
あらすじはタイトル見れば一目瞭然、百合が好きな男の子とその男の子が好きな男の子の話!!
だけど、男性も楽しく読める作品となっております。
U-temo先生は恋愛の機微を描くのが21世紀一上手いと思います。
なので早く次回作ください。お願いします。
あと、甚平のキャラが出てるのもポイント高いです。僕かな?
7位
バイオレンスアクション/浅井蓮次
【甚平コメント】
このマンガがすごい!トップ10入りでも有名な漫画が、甚平漫画でもトップ10入り!!
あらすじは、殺し屋の女の子ですね、うん。
この作品の好きな所は、ズバリ勢い!!
タイトルがまず、勢い一本!みたいなところがありますからね。最近の漫画でここまで攻めたタイトルは中々無いと思います。
そして内容もその名に恥じぬバイオレンス、アクションっぷり。
そして、キャラ1人1人の個性も豊か!
特に好きなキャラは勿論、ミチタカくんです。ただの猟奇的な人物、ではなく一つの信念を持っているという魅力的なキャラ。
皆もミチタカくん好きやろ?
バイオレンスアクション(1) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 浅井蓮次,沢田新
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/03/24
- メディア: Kindle版
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バイオレンスアクション(2) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 浅井蓮次,沢田新
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/07/12
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (4件) を見る
バイオレンスアクション(3) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 浅井蓮次,沢田新
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/10/12
- メディア: Kindle版
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6位
言ったよきいちゃん!/コニシリュウイチ
【甚平コメント】
とにかく聞いてない女子の核弾頭、言ったよきいちゃん!がランクイン。
4コマ漫画なのに全てが結というどこを切り取っても面白い漫画。
登場人物が絶妙にどこか可愛く無い(褒め言葉)というのもポイント。
ブレーキが壊れてる女の子は最強というコメントもありますが、まさにその通りだと思います。
これを薦めたdaikata君は至急死刑を。
あと、作者は個人できいちゃんのエロ漫画描いてるそう。マジ?
と、ここで残り5作品というところで、ピックアップ漫画の紹介!!
今回は惜しくも11位だった漫画を紹介します。
【ピックアップ1】
異常者の愛/千田大輔
【甚平コメント】
表紙がやべー奴。一巻は作者自身がモザイク入れてたので、敬意を表明して、今回は2巻を紹介。
と言っても、下で表示するから意味ないんだけどね。ちなみに三巻は1/9発売予定。
最近では、結構ありがちなヤンデレ系漫画。一巻だけを読むと、「あーこんな感じか」で終わるが、本編は二巻からだと思います。
二巻で「あー!そう来たか!」と思わず膝を打つ展開に!!
なのであらすじは規制!!
作者名を見て気付いた方もいるかも知れませんが、「浮かれすぎて気持ちもウクライナ」でお馴染み、『さよならトリガー』の作者です。
どうしてこうなった!!
5位
間違った子を魔法少女にしてしまった/双龍
【甚平コメント】
自由度100%な漫画が5位にランクイン!
未成年喫煙規制なんてなんのその。ドヤンキーが魔法少女になってしまうという、色んな意味で終わってしまった漫画。
主人公であるヤンキーの真風羽華代(まじば かよ)。ただのヤンキーではなく素手で敵のモンスターを一撃してしまい、なおかつそれが「キモチー」と感じてしまう異常者。ほぼ毎話でタバコを吸っている。
ヤンキーというよりも、もはやバケモンレベルのキャラクター性もこの漫画の魅力の一つですね。
いや、ていうかこれが一番の魅力。
そもそもこれがズバ抜けすぎてるのでは?
多くは語るまい。
毎話のサブタイトルが適当なのも面白いと思います。
間違った子を魔法少女にしてしまった 1巻 (バンチコミックス)
- 作者: 双龍
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/05/09
- メディア: Kindle版
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間違った子を魔法少女にしてしまった 2巻 (バンチコミックス)
- 作者: 双龍
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/09/08
- メディア: Kindle版
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4位
コーヒーカンタータ/からあげたろう
【甚平コメント】
昨今人気のコーヒー系漫画。その中でもガチのコーヒーレベルを前線に出してくるのは、あまり見かけないと思います。
この漫画では、その見かけないガチコーヒーを読むことができます!!
コーヒーに中々詳しく、最強系主人公なのでは?と読んでいく上で思うこともありますが、そこらへんもよく考えられており、バランス良く主人公の成長を描いており、漫画として読みやすい。
あと絵柄が好き。
とにかく、これからの展開に期待を寄せてしまいます。
いよいよ、トップ3の発表!!
…ですが、その前に!
2016年に発売されたけど、錐糸が2017年に買ったせいで去年ランクインを果たせなかった漫画の紹介です!!
【ピックアップ2】
ブラックナイトパレード/中村光
【甚平コメント】
『荒川アンダー ザ ブリッジ』『聖☆おにいさん』などでお馴染みの中村光先生の作品。やはり、ここはキャリアの長さを見せ付けた。その面白さは超ド級!!
正直、『聖☆おにいさん』よりも好きかも知れません。刊行速度が遅いのがもどかしい。錐糸が2016年中に買っていたら、1位もありえたかも…?
二巻からの展開は熱いので、是非読んでみるべき!!
3位
【甚平コメント】
前回、記事タイトルにしたのに紹介を怠った漫画が、結局ランクインしてしまいました。すみません。
すみれも悔しいか?
すみれも悔しいか?
この人の描く作品は、それだけでもう面白く作れるからある意味卑怯ですよ。
可愛い絵柄なのに顔芸も描ける、全力でふざけ切るこの姿勢は尊敬に値しますよ。
ギャグや設定自体は王道にも関わらず、ここまで面白く料理出来るのは流石です。
てか、矢工部キノちゃんすこなんだなあ。
2位
【甚平コメント】
バカバカしさを全力で真面目っぽくする。その頂点に位置してしまったと言っても過言ではないでしょう。
まず褒める点は背景が西部劇という設定。最近の漫画ではあまり見かけないものです。流行を切り拓くのはいつだって、周りに流されず、新しい事を始める勇気を持てる人間ではないでしょうか。
そして何より、この漫画の主軸が「モテたいから保安官になった」、その一本で進んでいくという大胆にも程がある強気な姿勢。
主人公の行動、その全てが「モテたいから」に通じる、もはや爽快感すら通る潔さ。
「今一番面白いギャグ漫画は?」と訊かれたら、必ずこの作品を候補の一つに挙げるでしょう。
1位
パンクティーンエイジガールデスロックンロールヘブン/ハトポポコ
【甚平コメント】
は?と思われた皆様、落ち着いてください。座ってください。
「貴様ァ!確かにハトポポコの作品は面白いが、1位は流石にやり過ぎだろ!」と言いたくなる気持ちも1ミリだけならわかります。1ミリだけならね。
ですが、今年の1位はやはりこの作品なのです!!
もう正直ね、ハトポポコ先生の作品について何を語れと言うのか!?
どこがこう面白いとか!!これがどう魅力的だとか!!
こちらが「どう説明するべきか?」だよ!!!
もう、そう言いたくなるぐらいハジけた漫画であることは間違いない。
読んでると、「もしかして頭が爆発してるのかな?」と考えてしまうほどのパンクっぷり。
言うなれば、スペースシャトルに掴まってキラウエア火山を駆け抜けるようなもんですよ。
わかんない?
大丈夫!これは俺もわからん。
パンクティーンエイジガールデスロックンロールヘブン 1 (バンブーコミックス)
- 作者: ハトポポコ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2017/01/30
- メディア: コミック
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いかがでしたでしょうか?
まさか私も、記事には書いたけど、1位を取るとは思ってなかったです。
1年間、この漫画が頭から離れませんでした。
それぐらい、インパクトが強かったです。
2017年はとにかく、インパクト一本を貫く漫画が多く、刺激の無い人生を未だ歩む私の心も、十二分に満たされ、というか溢れ出るほどでした。
2018年。最後の平成と言っても良い年。
この先、私にはどんな漫画が待ち受けているのでしょうか?
そして、1位を取る漫画はどんな作品なんでしょうか?
今からすでに年末が楽しみです。
末筆ながら、今回は真面目な記事にできて良かったなーと思います。
言うほど真面目か?
では皆様、最後はこの言葉で締めたいと思います!
良いお年を!!