異星人・スーモの危うさ
皆様、こんにちは。昨日より、ほぼ全国のミニストップにて新発売となった、カナディアンポテトはそこまで美味しくなかったです。揚げピザが成功して調子に乗ってますね。大人しくタンドリーチキン串を復活させやがれ?
まあ、あんなジャンクフードの話は置いといて。本日の切取図書館では、また新たに掲示板にポスターを貼ってほしいとの要望がありました。
前回は映画の告知ポスターでしたから、今回は町の講演会か何かの告知かな?
と思いきや、なんと、指名手配犯の通報勧告ポスターでした。
恐ろしい世の中になったものです。館長の身としては、あまり来館者に不安を煽るようなポスターは貼りたくないものですが、これも国民としての義務です。警察の方に協力しましょう。
ポスターを持ってきたのは、龍潭寺警察。何やら不穏な感じの漂う名前ですが、気にしてもしょうがありません。内容を見ていきましょう。
指名手配されているのは、スーモ星から不法入星してきた、凶悪犯
スーモ(10030歳)
(目撃者の証言により作成したモンタージュ写真)
非常に狡猾な顔をしています。はっきり言って、目がもうサイコパスですよこの人。
罪状は、
・不法入星
・不法滞在
・国籍偽証
・ストーカー規制法違反
・リプライ無視罪
・ブロック罪
などなど、枚挙に暇がありません…。
しかし、本当に、ただの異星人がそこまでの罪を犯すのでしょうか?俄かには信じがたい事です。
というわけで、独自に調査をしてみたいと思います。
最初は、「不法入星」の罪。
その真実を知るためにはまず、スーモが地球にやってきた理由を探る必要があります。
スーモは地球へやってくる以前、スーモ星にて絶賛ニート科サンジュッサイ目オヤノスネカジリムシをやっていたそうです。
これにはスーモ母も呆れ顔。穀潰しスーモを家どころか、スーモ星から追い出してしまいました。これに対し、スーモは、
「母が生意気になって…(自我の芽生え)」
「鼻毛出る伸びろ(暴言)」
と、心ない中傷を母親に浴びせました。
しかし、因果応報。スーモが乗っていた宇宙船が突然の故障。アニメ版カービィの如く、地球(日本)に不時着してしまいました。
ここだけを見ると、スーモはただの遭難者。不法入星と言うには、少し可哀想な気がします。ニートの穀潰しですが。
宇宙船の修理をし、スーモ星へ帰還。もしくは、地球の永住権を申請しに行けば、そこで話は終わりのはずでした。
ところが、そうはいきませんでした。スーモは宇宙船の修理を拒否。理由は「面倒臭いから」「地球の住み心地が良いから」ということになっていますが、
それは嘘です。
本当は、地球を乗っ取るためなのです。
その証拠に、スーモは星籍を取得しようとしませんでした。それどころか、一人の地球人と手を組み、住居の不法占拠を行ったのです。
この時、スーモに協力したとされるのが、自称スドーさん(本名、須藤健太)。
本人のプライバシーのため、顔写真は伏せておきます。それと言うのも、彼は容疑を否認しているそうなのです。
無理もありません、不法入星の手伝いをしたとバレれば、死刑の恐れもありえます。
しかし、私は彼がクロだと睨んでいます。何故ならば、未だにスーモと一緒にCM出演をしているからです。これで、協力関係が無いというのは、無理があると思います。
スーモが最初に選んだ潜伏先は、「不明」となっておりますが、私はごまかされません。彼の発言を見てください。
彼が、地球に来て初めて発した言葉です。特殊な暗号を用いていますが、残念ながら私には通用しません。
館長という立場を利用し、世界中のあらゆる「暗号」に関する文献を読み漁りました。
調べ始めて1ヶ月後。私はようやく暗号の答えに辿り着きました。それは…
「札幌のマンションをくれ」
そう、これは協力者のスドーさんとの交渉に使われたメッセージだったのです。この文章から察するに、スーモは始め、札幌のマンションに潜伏していたのではないでしょうか?
そして、彼はとんでもない言葉を口にします。
「人間って、愚かだ」
スドーさんは、確かに世間的に見れば悪人でした。しかし、スーモからすれば、善意の協力者です。そのはずなんです。
ところが、スーモはそれを「愚か」と切り捨てました。
そう、スドーさんが協力してくれる事など、スーモの計算の内だったのです。
が、が!が、です!蛾じゃないです!
スドーさんは、スーモよりも一枚も二枚も上手でした!!
スドーさんは、スーモに潜伏先だけでなく、雇用先まで用意していました。しかし、その雇用先は…
スーモに対して、厳しいものだったのです。
おお、哀れ哀れ!いい気味、ざまあみろ!人間を見くびった罰だ!!
スーモは24時間働かされ、自分探しの旅を求め、スモミと結婚した時の妄想をし出す始末!!(ここ伏線回収)
スーモは!!スーモはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
真人間
いえ、
真スーモになったのです。
厳しい仕事をさせられ、心を折られたのでしょう。人間とすっかり友好な関係になっていきました。
人間達と楽しく会話し、仲の良い友達は名前をも覚える。
(とても仲が良さそうです♡)
この時ならば、情状酌量も認められ、不法入星の罪も軽くなる…
はずでした。
あの日が来るまでは。
2014年4月14日。スーモは、二次会に参加していました。この二次会というのは、いわゆるスーモ達の隠語。「残業」の事を指すものでした。
ところが、スーモは地球に来たばかりの異星人。どの会社も、この言葉を使っているものだと信じていました。
その結果、こんなことを言ってしまったのです…。
「社畜さんいわく 残業のことを『二次会』って言うんだって♪ そう言うとなんかすごく楽しそうな感じがするねっ 二次会がんばって!ぼくはもう寝るよ~ おやスーモ♪」
彼は…殺されました。殺した犯人は明らかになっていません。そもそも、殺された事すら世間には知られていません。
一部の情報屋は、「会社が口止めに殺した」と言っていました。
しかし、それは違います。
スーモを殺したのは、スーモ自身。
地球に住み着き、平和ボケしたスーモによって殺された…
闇のスーモ。
彼は、馴れ合いを避けるようになりました。
仲良くしようにも、「もふ?」「もふ〜♪」と、意味不明な言葉を並べる始末。
(これに関しては、闇のスーモは悪意の支配下にあり、ロボットのように言語を介しているためと思われる)
そして、仲良くしていた龍潭寺さんや私を徹底無視。スーモの核心に迫る恐れがあるからです。
果てには、龍潭寺さんをブロックしてしまいました。龍潭寺さんは、スーモとまた仲良くしようと、
「うるせぇ」
「おいマリモ!」
と、好意的な声を投げかけていただけなのに…。
まるで、
「スーモ、一緒に相撲しよ♡」ってナンダ?
糞ダセー。
と言わんばかりに…。
ちなみに私は、スーモの実情を知ってもらうべく、スーモが半ギレした場面を論文としてまとめた所、彼に暗殺されかけました。
そしてスーモは、到頭、人間に手を出すようになりました。その時の実際の写真がこちらです。
(写真提供は館員のdaikataさん)
この女性は、スーモの邪智暴虐の行いを止めようとした所、返り討ちにあったそうです。この後、死にました。
い、いかがだったでしょうか…。これがスーモという異星人です…。
彼を野放しにするということが、いかに恐ろしい事かお分かりになったかと思われます。
これは龍潭寺警察がマークするのも無理はありません。
スーモは、捕らえられるべき存在なのです。
その為には、皆様の協力が必要です。
皆様!!私達に力をお貸しください!!パワーをください!!愛のパワーをください!!!
ん?
愛?
愛…愛…愛して…
龍潭寺絵かき歌!!ア゛〜…
愛してってこいつ愛してしか言えねえのかよマジで(ッハァ
ガイジ↑かYO!
dunhillゔぁっか吸っでYO!何がdunhillだよタヴァコ吸ってんじゃネェ゛よホンットにぃ!!
何が愛してだよ!!もうホンットムカつくわ!!ッチキショオ!!!(バンバンバン
(JASRAC申請中)
プロフェッショナル・土木の流儀 完
(この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは全くというほどではありませんが、ほとんど関係ありません。会社の下りは多分、虚構です。そんなこともわからない奴はケツデカピングー10000兆回再生してご飯に割り箸刺してくたばれ)